音楽理論って必要か。
賛否両論ありますよね。
これについて私の思うことを書いていこうとおもいます。
①音楽をする目標によって異なる
ざっくりいうと、
より高いレベルで音楽に携わりたい方は必要です。(クラシック曲メインの方は特殊です….)
〇必要な人
作曲したい人
耳コピしたい人
先生として楽器を教えたい人
あわよくばアーティストを目指している人
音楽にめちゃくちゃ興味がある人
〇逆に必須でない人
年に数回だけバンド活動したい方(会社の集まり、友達付き合いなど…)
楽譜を見てある程度弾けたらいい人
クラシック曲メインの方。
ざっと挙げてみました。
楽譜が”ある”か”ない”かの違いですよね。
②音楽理論は手助けになる
「音楽理論知らなくても、プロで活躍している人はいるじゃん!」
まさしくそうです。
音楽理論を知らずに、素晴らしい演奏や作曲をされている方はたくさんいます。
ただ、これは圧倒的な経験値があるからです。
(小さな頃からやっている、毎日10時間はやっている、あるいは才能があるなど。)
こういう方は、知らないというよりは、圧倒的な経験により、意識せずとも感覚的に音楽理論を理解しているんだと思います。
(よく言われるフィーリングというやつです。)
なので、音楽理論を学び、”頭で理解する”ということは、経験の浅い人や、私みたいにごくごく一般の才能である人が、感覚やフィーリングのみに頼ることなく、音楽を極める、楽しむことの手助けになるんです。
また、耳コピをする際の手助けになります。
耳で聴き取れない音に、あたりをつけることができるからです。
「前のコードがこれだったから、恐らくこのコードだな…」という感じです。
私の経験的には、
わからない音があったとき、大体はこれで解決できます。
③より広く、より深く音楽に向き合う
音楽理論とは、いわば”共通言語”みたいなものです。
たとえば、
「ここがこうなって、こうグッとなる感じがいいよねー。」
って言っても、
「ああー、なんとなくわかる…。」
ぐらいですよね…。
音楽理論的な話をすると、あの転調の部分が、とかサビ前のあのコードが、とかいえるわけです。より相手に伝わる。共感しやすい。のです。
また、ここが重要なんですが、
そういった箇所を自分の音楽に取り入れることができるんです!
作曲の際、アレンジの際など。
「あの感じは、ここのコードを使用すればいけるな…」とか、
「サビはもっと盛り上がりを持たせたいので、転調しよう。」とか。
これはかなりメリットだとおもいますね。
④最後に
まだまだ議論があると思いますが、一部だけ記載させてもらいました。
少しでも共感される部分があれば幸いです。
必要か、必要じゃないか。といわれると、どちらでもない。
音楽理論を知らない人に聞くと、必要ない。
知ってる人に聞くと、必要だ。というんじゃないでしょうか。
ただ最後にこれだけは言っておきたいと思います。
「文法を学ぶだけでは、会話はできない。」
実際に、楽器をもって音に触れながら、音楽理論を勉強するということが大事なのです。
ではまた!