音楽は理論派か、それとも感覚派か。
今回は、たびたび論争が巻き起こる
この話題について書いてみたいと思います。
音楽理論が必要かどうか。
みたいなところにも関係がありますよね。
では、いきましょう!
そもそも”理論派”と”感覚派”は対立する必要がない。
そもそも”理論派”とか”感覚派”という風に対立するようなものではないです。
理論を学ぶことに対して嫌悪感や敵対心、恐怖心などを見せる人がいます。
それは理論というものが性質上、”数理的”で”幾何学的”なものなので、どこか無機質な感じに思えるからだと思います。
「人の感情に訴えかける」や「自分の気持ちを表現する」を目的とするような
音楽とはそりが合わないという風に感じるからですね。
ただ、音楽にはどちらも重要だと思っています。
それらのバランスがうまく混じり合うことで質の高い音楽ができます。
やはり自分のセンスのみに頼ってしまうと、どうしても「ありきたりな曲になってしまうな~」とか「自分の特徴をあまりうまく表現できていないな~」ということがあるのも事実です。
理論を学ぶと自分の音楽の幅が広がります。
「こんなコードが使用できるのか。」とか「このスケールは癖があって面白いな…。」とかいうように新しい可能性を知ることができるんですね。
理論は音楽の視野を狭めるものではない。
理論を学ぶと、「頭でっかちになる」とか「凝り固まって自分の表現を制限する」という人がいますが、そんなことは全くありません。 心配しなくても大丈夫です。
人の個性というのは皆さんが想像する以上に強烈なものです。
生まれた背景や聴いてきた音楽が多種多用すぎるので、どうしようとも”他人と被る”なんてことはありません。それは理論を学んでも同じです。
例えば、○sus4というコードを学んだところで、
その響きが好きな人と、それほど好みではない人がいるんですね。
それだけでも人の個性というのが出てきます。音楽の可能性というのは無限大ですから、理論を学ぶことによって1つのものに収束し、”他人と被る”ということはありません。
むしろ理論は、あらゆる膨大な音楽の可能性の中から”自分の個性を表現するためにある”と思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
私は音楽理論の情報を配信している側の人間なのですが、
どちら重要とか、理論を学んだ方が良い。ということを言うつもりはありません。
ただ心配しなくても、理論を知ったところで音楽の幅が狭まるなんて言うことはありません。 理論を勉強してマイナスになることは何もないはずです。
知らないよりは知っておいたほうが良いんじゃないか。という程度です。
理論を学べば演奏がうまくなったり、物凄い曲が作れたりすることはないですが、理論は助けてくれる、演奏に役に立つことがやはり多いと感じます。
参考になれば幸いです。
では!