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Lovers/sumika【コード進行分析】① イントロ~サビまで

バンド
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sumikaのLoversです。
楽しそうなこの曲。



では、いきましょう。


キー:Bメジャーです。
(#5つ)

サビで転調しています。
キー:Dメジャー
(#2つ)


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イントロ



イントロ全体:
イントロのコード進行は、カノン進行が基本となっています。
ベースラインが1音ずつ下降していくVer.です。

カノン進行ベースライン下降Ver.:
Ⅰ→Ⅶ→Ⅵm→Ⅴ→Ⅳ→Ⅲm→Ⅱm→Ⅲm→Ⅳ→Ⅴ

イメージとしては下がってから、上がるって感じですね。

このパターンは良く使用されるので、覚えておいて損はないと思います。
カノン進行についてはこちらで解説しています。
定番コード進行:カノン進行


Aメロ




Aメロ全体:
これもカノン進行が基本となっています。
ただ、少し工夫がされています。(リハモされている。)


1~2小節目:B→D#7→G#m7
D#7コード。これはセカンダリードミナントです。
次のG#m7へのドミナントモーション。
つまり、D#7→G#m7(Ⅴ7―Ⅰm7)です。


9小節目:B7
B7コード。これは「次の小節にいくぜっ」っていう感じのコードです。
Ⅴ7コードは不安定でどこかに着地したい特性を強く持っています。
次のパートの前のコードとして多用されます。
※実際に、Bメロの最初のコードはEコードです。


Bメロ




2小節目:Em7
ここのEm7コードは、サブドミナントマイナーと呼ばれるものです。
Ⅳコードは、Ⅳmコードにすると切ない感じが演出できます。


3小節目:D#m7→D#7/G
これらのコードは次のG#m7へのドミナントモーションです。
D#7/Gにするのは2つの意味があります。

① 分数コードによる半音下からのアプローチ
 #Ⅴ→Ⅵmという風に半音ずつ上昇する進行になります。
 コードのつながりがスムーズになります。

②コード感の強調
D#7の3rdの音(G音)を、ベースに持ってくることによってD#7コード感を強調するためです。コードの3rdの音は、コードを特徴付けるうえで最も重要な音です。

①と②のダブルの効果で、次のG#m7に強く解決するようにしています。


サビ




サビ全体:
ここでキー:Dメジャーに転調しています。
ここの転調は2つのステップで行われています。

①平行調の関係:Bメジャー⇔Dマイナー
②同じ音のキー:Dマイナー⇒Dメジャー

3度上のキーの転調です。よく使用される手法です。


1小節目:D→F#7
F#7です。Ⅲ7→Ⅵm7のドミナントモーションです。
Aメロでも使用されていました。


2小節目:Bm7→Am7
ここのAm7(Ⅴm7)です。なぜっ!なぜマイナーなんだ?
ここは、次のコードのGへのツー・ファイブ・ワン進行の名残です。


本来の進行:Am7 → D7 → G (Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ進行)
今回の進行:Am7 →   → G (間のD7が省略される)

間のD7コードが省略されているんですよ。
これをドミナントマイナといいます。この後のコードは必ずⅣコードに解決しないといけないという法則があります。
こちらでも解説しています。
秒針を噛む/ずっと真夜中でいいのに。【コード進行分析】②


5~6小節目:Bm7→B♭aug→A→A♭m7(♭5)
ベースラインが半音ずつ下降しています。

・B♭augコード
このB♭augコードはBm7/B♭と考えることもできます。
半音下のコードを使用したい時には良く使用されるコードです。
(別に、B♭dimとかでもいいんですけどね….。作曲者の気分の問題です。)


・A♭m7(♭5)
Dメジャーの平行調はBマイナーです。
このコードはマイナー系のスケールである、Bメロディックマイナーダイアトニックから持ってきたコードです。

 Bメロディックマイナーダイアトニック
 Bm・C#m7・Daug・E7・F#7・G#m7(♭5)・A#dim 

※注意 !G#m7(♭5)=A♭m7(♭5)


まとめ




いかがでしたでしょうか。

カノン進行、サブドミナントマイナー、ドミナントモーション、転調。
個人的には、編曲の基礎を詰め込んだ感じの曲で、
音楽理論を学ぶには非常にいい勉強になるのではないでしょうか。


やはり、カノン進行は応用がきいて扱いやすいですね。


続きは、次回です。


では!



原曲はこちら。

sumika / Lovers【Music Video】


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