今回は、あいみょんの空の青さを知る人よです。メジャー9枚目のシングルです。映画『空の青さを知る人よ』の主題歌にもなっていました。
では、いきましょう!
キー:Gメジャーです。
(#1つ)
Aメロ

1~4小節目

G→D→C→Am→D:Ⅰ→Ⅴ→Ⅱm→Ⅴ
いずれのコードもダイアトニックコードが使用されています。最後のAm→Dというコード進行はツーファイブワン進行の流れになっています。
9~13小節目

Em→D/F#→Em→C→D→Em:Ⅵm→Ⅴ/Ⅶ→Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm
ここの小節で少し雰囲気が変わりますね。キー:Gメジャーというよりは、キー:Eマイナー (平行調) が意識されていると思います。
実際、C→D→Emの部分で最後の解決するコードがEmコードとなっています。キー:Eマイナーで分析すると、♭Ⅵ→♭Ⅶ→Ⅰmというコード進行になり、マイナーキーでよく使用される解決型コのード進行となります。
Bメロ

Bメロ全体
ここでまた楽曲の雰囲気が変わります。コーラスがいい味を出していると思います。歌詞もなんかかっこいいですよね。
楽曲のキーとしては、一瞬だけGメジャー⇒Cメジャーに転調したと考えることができます。
1~4小節目

F→C→F→G:♭Ⅶ→Ⅳ→♭Ⅶ→Ⅴ
この小節で一瞬だけキー:GメジャーからCメジャーへと転調しています。メロディ音からは判断がつきませんが、Fコードが使用されていることからそう判断できますね。キー:Cメジャーと考えると、このコード進行は以下のようになります。
F→C→F→G:Ⅳ→Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ
7~9小節目

Am→Bm7→C→D→Dsus4:Ⅱm→Ⅲm7→Ⅳ→Ⅴ→Ⅴsus4
ここの部分はキー:Gメジャーで通常どおりです。コードが順番に上行していく進行になっています。サビに向けて盛り上がりを演出するためですね。サビ前の〇sus4コードは定番です。
サビ

1~4小節目

G→D→C→Bm7→Em:Ⅰ→Ⅴ→Ⅳ→Ⅲm7→Ⅵm
サビのコード進行です。ダイアトニックコードが使用されています。特に定番コード進行というわけではありません。
7~8小節目

C→C#dim→D:Ⅳ→#Ⅳdim→Ⅴ
dimコードが使用されています。これは経過音(パッシングコード)とい呼ばれるものです。前後のコードを半音でつなぐ役割をしています。
9~12小節目

G→D→D#dim→Em→A7:Ⅰ→Ⅴ→#Ⅴdim→Ⅵm→Ⅱ7
ここのD#dimも先程と同様に経過音(パッシングコード)です
A7コードはセカンダリードミナントです。Ⅱ7ですね。解決先のコードがCコードなので、ドミナントモーションしないパターンのセカンダリードミナントです。
Cメロ

Cメロ全体
個人的な意見ですが、すごくあいみょんらしいパ-トだと思います。何度も同じワードを繰り返すことで、強く感情が表現されています。
メロディの音自体は同じ音が多用されています。コード進行もダイアトニックコード中心で、特に難しくはありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Aメロの後半やBメロあたりで少し雰囲気を変化させる工夫がなされています。それ以外は、ダイアトニックコードが中心に使用されているので、難しくありません。相変わらず、メロディがキャッチーでさわやかなとてもいい曲です。
参考になれば幸いです。
では!
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