コード進行・楽曲分析

死神 / 米津玄師のコード進行・音楽理論の解説!~滲み出る”米津節”の理由を探る~

今回は、『死神』のコード進行・音楽理論について解説していきたいと思います。”米津節”が存分に感じられる楽曲となっていますね。



それではいきましょう!

Aメロのコード進行

米津さんには珍しくKey:Am(何もなし)です。基本的には、同じコード進行パターンが繰り返されています。

裏でギターアルペジオで演奏されているのですが、これがまた不思議な雰囲気を放っているフレーズになっています。

基本的にはマイナー調の部分なのですが、唐突にメジャースケールの音であるM3rd(#9th)が使用されています。

これがいい感じに楽曲のKey:Amの調性とぶつかりを生んでいて変な雰囲気です。いわば”米津節”を感じさせる要因となっています。

Bメロのコード進行

Aメロのコード進行とほとんど一緒ですね。ただメロディがなんとも変な音使いがされています。

これは、スケール内の「5度の音を半音下げるBlue note(♭5th)」というやつですね。米津さんの楽曲では『馬と鹿』で積極的に使用されています。


後半部分もAメロのコード進行とほとんど一緒ですね。このBメロは16分の跳ねたリズムが米津さんっぽい雰囲気を醸し出しています。

サビのコード進行

Bメロに引き続いて、サビでも”米津節”が感じられます。最初はAメロと同じコード進行ですね。

次は「Ⅳ→Ⅲ7→Ⅵm」の進行になっていて、Just The Two Of Us進行に似たコード進行になっています。これは最近のJ-popではお決まりコード進行ですね。


その後のコード進行が、かなり”米津節”を感じさせるコード進行です。それが、減5度の和音(Bm7♭5、G#dim)が連続する部分。

おそらくツー・ファイブ・ワン進行がもとになっているので、E7を使用する(Bm7♭5→E7→Amの形)のが普通なのですが、ここであえて〇dimコードを使用することによって何とも言えない雰囲気を醸し出しています。

そして最後は、変な雰囲気の余韻を残したままサビが終わるという所業。この辺のコード選びがさすがだと思います。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

こういった雰囲気の楽曲こそ米津玄師の魅力ではないでしょうか。落語の死神がもととなっているようなので、そういった観点で見ても面白いかと思います。


参考になれば幸いです。


では!

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だっとさん
ピアノ、ギター、作曲をする音楽家。ポップス、ロック、アニソン、ボカロなどの楽曲分析、音楽理論、DTM、ギター機材関連の情報を発信! Youtubeでも動画配信しているので見てね!

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