今回は、クリシェについて解説します。
簡単にいうと、”半音ずつ音が移動する”ということです。
では、いきましょう!
クリシェは、音が半音ずつ移動していくこと。
クリシェは、”半音ずつ音が移動していくこと”です。
たいそうな名前がついていますが、特に難しくないです。
理屈というより、パターンを覚えたほうが早い気がします。
そんなにパターンはありませんので。
クリシェにはおおまかに2種類あります。
ラインクリシェとベースラインクリシェです。
それについてよく使用されるパターンと一緒に紹介します。
ラインクリシェは、コード内の音が半音ずつ移動する。
ラインクリシェです。
コード内の構成音が半音ずつ変化するんですね。
よく使用されるパターンを紹介します。
①メジャー系のクリシェ
これは良く使用されます。コード内の構成音が下がっていっていますね。

②マイナー系のクリシェ
マイナーVer.です。メジャー系を変形させたものです。

③augを使用したクリシェ
augはよくクリシェで使用されます。大体はこのパターンでしょう。

※ほとんどの場合、このパターンが使用されますが、構成音を工夫することで様々なパターンを作り出すことができると思います。
ベースクリシェは、ベースラインが半音ずつ移動する。
ベースクリシェは、”ベースライン”が半音ずつ下行していきます。
本質的にはラインクリシェと変わりません。
ベース音だけ半音ずつ移動させていけば、自分オリジナルの進行が量産できると思います。
よく使用されるパターンを紹介しておきます。
①メジャー系のベースクリシェ
分数コードを使用して、ベースラインを半音下行していきます。

②マイナー系のベースクリシェ
マイナーVer.です。メジャー系の変形です。

③少し高度なパターン(一部の例)
augやdimコードを駆使して、コード進行を作ることも可能です。

※ベースラインクリシェでは半音ずつ下行するパターンがほとんどです。
半音ずつ上行していくパターンはあまり見かけません。
まとめ
いかがでしたしょうか。
ポップス等ではよく見られる手法です。
逆にジャズなどではあまり使用されません。
(単純に、クリシェのコード上でアドリブがしにくいからだと思います…)
ポイントは3つ。
①クリシェは、半音ずつ音が移動していくこと。
②ラインクリシェは、”構成音”が半音ずつ移動。
③ベースクリシェは、”ベースライン”が半音ずつ移動。
参考になれば幸いです。
では!