今回は、テンションコードについてです。
どういった方法でコードにテンションを付加すれば良いのか。ということについて解説していきたいと思います。
では、いきましょう!
①9th・11th・13thがテンション。
テンションというのは、9th、11th、13thのことを言います。
あるスケールから構成されるダイアトニックコードを想定します。
この時、コード構成音以外の音はすべてテンションになり得ます。
C▵7のコードトーン:C・E・G・B
スケールの残りの音:D・F・A (テンションになり得る音)

②アボイドノートを避ける。
しかし、注意することがあります。
テンションを付加する際には、”アボイドノート”を避けなければいけません。
半音隣の音はアボイドノートであるという説明がよくされるのですが、それは間違いです。
正確には、コードトーンの”半音上の音”がアボイドノートです。

※注意!
ドミナントセブンス(○7)は例外です
たとえコードトーンの半音上でもアボイドノートになりません。
③アボイドノートを半音上げる。
アボイドノートを半音上げることで、コードトーンの半音上の音になるのを避けます。
この場合は、Fの音を半音上げて、F#の音がテンションになります。

④使用できるテンションの一覧。
上記で説明したようにテンションコードを作っていくと、
以下の使用席るテンションコードの一覧ができます。
コード | 9thのテンション | 11thのテンション | 13thのテンション |
---|---|---|---|
メジャーセブンス (○▵7) |
9th | #11th | 13th |
マイナーセブンス (○m7) |
9th | 11th | 13th |
マイナーセブンス♭5 (○m7(♭5)) |
9th | 11th | ♭13th |
ドミナントセブンス (○7) |
♭9th、9th、#9th | 11th、#11th | ♭13th、13th |
ここで重要なのは、9thが使い勝手が良いということです。
全てのコードに使用できるからです。
「とりあえず9thでいいや。」
というノリで使用することができます。
まとめ
いかがでしょうか。
これでコードにテンションを付加して、おしゃれなコードを作るようになったと思います。
アボイドノートを避けるということがポイントですね。
ジャズではよく使用するので、ぜひ覚えて使ってみてください。
「よくわかんね。」
っていう人は、とりあえず9thを足しておけば問題ないです。
参考になれば幸いです。
では!