今回は、メロディやフレーズの作り方を紹介したいと思います。
「曲のメロディやアドリブっていうのは、勝手に空から降ってくるものだ。」
と思う方もいるかもしれませんが、なかなかそうはいきません。
(天性の才能がある方は別ですが…)
楽曲制作やアドリブに行き詰まっている方の参考になればいいと思います。
では、いきましょう!
①モチーフを作る。
この”モチーフ”という概念が非常に重要となります。
モチーフというのは、メロディやフレーズを構成する最小単位のことです。
かなり短いメロディ単位と考えてもらえばいいです。
ここでは以下のようなメロディを例にあげます。

上記のメロディにモチーフやフレーズといった音の並びの単位を意識すると以下のような感じになります。

※モチーフ、フレーズの単位はメロディを作った人によって異なります。
統一された見解はありません。
②モチーフやフレーズを反復する。
音の並びをメロディやフレーズっぽくするためには、”反復する”ことが大切になってきます。
普段、聴いている音楽を意識してみてください。たいていはこの反復が使用されていると思います。
以下の例では、1~3小節目にかけて同じようなフレーズを反復しています。
この反復により音の並びを印象づけることができ、メロディ感を演出すことができるんですね。

③反復する際のポイントは3つ。
モチーフやフレーズを反復する際にはポイントがあります。
以下の3つについて紹介します。
・最後の音を変化させる。
これはよく見られるアプローチです。一番簡単でしっくりくる方法です。

・音の高低よりもリズムを意識する。
案外、音程よりもリズムの方が大事です。メロディとして印象づけるためにはリズムを意識します。

・フレーズの一部分だけでも反復感が出る。
反復感を出すには特定の1部分だけでも十分です。人間は過去に経験したものを無意識的に感じるという性質があります。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
メロディ感を出すには、ある程度の型があります。それだけで素晴らしいメロディができるという訳ではありませんが、知っていると武器になるのではないでしょうか。
特にジャズなどで数コーラスもアドリブをするとやることがなくなってきてしんどいです…。
上記で紹介した方法を意識すると手助けになると思います。
参考になれば幸いです。
では!