今回は、King Gnuのカメレオンという楽曲です。ドラマ「ミステリと言う勿れ」の主題歌にもなっています。
イントロ(冒頭)
近年の楽曲には珍しく、Key:C(Am)で調号は何もなしです。
冒頭からサビで始まっていますね。開始早々オクターブ近い跳躍が繰り出されており、ここがかなり印象的なフレーズになっています。他にも、「三文小説」「The Hole」なども印象的だなーと思います。これこそが、King Gnuの楽曲特徴のひとつなのではないかと思います。
コード進行は、それほど難しくはないですが、分数コードやセカンダリードミナントを取り入れてかなり美しい流れになっており、メロディラインに寄り添った進行になっていると思います。
2小節目は、Gではなく、Dm/Gを意図的に使用していると考えられ、これは、ドミナント特有の”力強さ”みたいなものを、緩和していると考えられます。言葉では言いづらいんですが、意図的にぼやかしているというイメージです。
間奏
間奏で転調しており、Key:F(Dm)となっています。
コード進行は、後半部分にセカンダリードミナントが使用されているので若干ややこしいですが、これを利用してAメロの転調に繋げているといった感じ。
Aメロ
Aメロで転調しており、Key:C(Am)に戻ります。
最初の小節のコードはDm。Key:CとKey:Fのダイアトニックコードで共通しているコードなので、比較的スムーズに転調につなげられる(ピボットコード)と考えられます。
サビ
サビは、基本的には冒頭と同じ構成になっています。落ちサビという感じですね。
ラストサビ
ラストサビで転調しており、Key:F(♭1)となっています。完全4度(+5)の転調ですね。
これは、属調と呼ばれる調関係ですが、ラストサビ転調手法としては珍しいと思います。
コード進行はについては、基本的には変わりませんが、演奏がかなり盛り上がってくるので、非常にドラマチックな印象を受けます。特に、ベースのフレーズが印象的でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、King Gnuのカメレオンについてやってきました。
最近は、King Gnuが多いので、他のアーティストの楽曲もやりたいと思います!
参考になれば幸いです。
では!
音源、ストリーミング、CD
〇Amazon Music Unlimitedで聴き放題です。
⇒ Amazon Music Unlimited アマゾン公式(無料体験)