いまいち使い方が難しいボリュームペダルですが、主な目的は「ミュート&周りの楽器との音量バランス」の調整です。地味な印象ですが「演奏のまとまり」を演出するには非常に重要なペダルでもあります。
この記事ではおすすめのボリュームペダルをまとめて紹介したいと思います。
では、いきましょう!
アニーボール / 250K MONO VOLUME PEDAL #6166
定番度:★★★★★
音の劣化なし:★★★☆☆
多機能性:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆
ボリュームペダルの定番メーカー「ERNIE BALL(アニーボール)」 です。筐体はアルミ製でしっかりとした作りをしています。ふみ見込んだときの安心感があり、耐久は折り紙付きです。
音質的にはボリュームダウンした時に「やや高音域が削れる感じ」です。歪みギターのボリュームを絞ってクリーンにする時に、多少モコモコした音色になることがあるのであらかじめ高音域を強めに出しておくといいかもしれません。
このモデルを基本としてさまざまな機能が付加されたボリュームペダルが販売されていますのでチェックしてみてください!
アニーボール / VP JUNIOR 25K #6180、VP JUNIOR 250K #6181
定番度:★★★★★
音の劣化なし:★★★☆☆
多機能性:★★☆☆☆
コスパ:★★★★☆
先ほど紹介したボリュームペダルを小型にしたモデル「JR(ジュニア)」です。エフェクターボードの位置も好きにできるのですっきりさせたい方にオススメです
使用しているギターが「パッシブピックアップ搭載」か「アクティブピックアップ搭載」かによってインピーダンスが異なるので注意してください。
使用した印象としてはサイズがコンパクトになっているので、ボリュームカーブの立ち上がりが急になったように感じるかもしれません(真ん中ぐらいでグッと上がる)が、慣れでなんとかなるものです。
アニーボール / MVP MOST VALUABLE PEDAL
定番度:★★★★☆
音の劣化なし:★★★☆☆
多機能性:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
これもEARNIE BALL(アニーボール)の定番ペダルです。もっと実用的な機能が追加されたペダル。アクティブ回路バッファーが搭載されていて「音質劣化が少なく」てすみます。
このペダルで便利なのが「最小ボリュームノブで音量の可変領域を調節できる点」です。 また、GAINノブによって最大+20dBまでのボリュームアップが可能なので「音量最小の時はバッキング、音量最大のときはギターソロ」みたいな使い方も可能です。
筐体のサイズは”JR”サイズで、コンパクトに設計されているのでエフェクターボードへの収納も簡単にできますね。音質的にはバッファーの効果によって少し高音域が強調される感じ。硬くパリッとした音色になる印象です。
BOSS / FV-500H、FV-500L
定番度:★★★★★
音の劣化なし:★★★☆☆
多機能性:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
コンパクトエフェクターの定番メーカーBOSSのボリュームペダルです。このペダルもかなり重厚でがっちりした作りになっています。外部端子も複数ついていてボリュームペダルだけでなくエクスプレッション・ペダルとしてもよく使用されていますよね。
音質的にはERNIE BALLと同様、ゲインの高音域部分がやや削られる感じはありますが、イコライザーなどで少しハイを上げておけば気になりません。
ギターやベースでの使用はハイインピーダンス仕様「FV-500H」、エフェクターやシンセサイザーはローインピーダンス仕様の「FV-500L」ですので注意してください。
BOSS / FV-50H、FV-50L
定番度:★★★★☆
音の劣化なし:★★★☆☆
多機能性:★★☆☆☆
コスパ:★★★☆☆
これもBOSSのボリュームペダルです。FV-500シリーズと比較してかなりコンパクトになっています。筐体自体はアルミではなく樹脂製で作られており、重量は400gとかなり軽量です。なので価格が抑えられているのが良い点。
このペダルには外部端子がついていないのでエクスプレッション・ペダルとしての使用はできないので注意してください。 ギターやベースはハイインピーダンス仕様「FV-50H」、エフェクターやシンセサイザーはローインピーダンス仕様「FV-50L」です。
KORG / XVP-20
定番度:★★☆☆☆
音の劣化なし:★★★☆☆
多機能性:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
KORG(コルグ)のボリュームペダルです。何と言っても特徴はペダル・スプリング機能。「足を離すとバネの力で自動的にもとの位置まで戻ってくれます」。
そういった機能を探し求めていた方はおすすめなのではないでしょうか。筐体もアルミで作られており、デザインも落ち着いていてかっこいいです。アウト端子が搭載されているのでエクスプレッションペダルとしても使用可能です。
最小位置にしたときのボリューム・レベルをコントロールできます。また、調整ネジで踏み心地の重さを微調整することが可能です。安価ながらもなかなか多機能でコスパが良いペダルです。
SHIN’S MUSIC / Perfect Volume Hybrid
定番度:★★★☆
音の劣化なし:★★★★★
多機能性:★★★☆☆
コスパ:★★☆☆☆
高品質で有名なハンドメイド・エフェクト工房『SHIN’S MUSIC』のボリュームペダル。見ためもスタイリッシュでかっこいいですよね。
発売以降、プロアマ問わず多くのギタリストに使用されているペダルです。サイズをよりコンパクトにしたモデル「Baby Perfect Hybrid」も販売されています。
このペダルのなにが人気かというと「音の劣化が少なくナチュラルなかかりがするから」ですね。音の劣化というと高音域が削れることが多いのですが、このペダルはそれがほとんど感じられません。
ボリュームカーブに関しても踏み込みと真っすぐ比例して音量が上がるので音量調節しやすいと思います。ハイエンドなだけに少し値段が高いのが難点ですが、現状最強のボリュームペダルはこれです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
案外、音量調節って重要ですよね。CD音源ではミックスという作業をして各楽器の音量を入念に調節するのですが、ライブだとそうはいきません。(PAさんもそこまではやってくれないと思います…。)
曲やフレーズに応じて適切な音量で演奏していくことは楽曲バランスを保つうえでかなり重要になってきます。一度、導入してみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。
では!