今回は、国産ハンドメイドエフェクター『Vivie』(ビビー)について紹介します。最近、かなり人気のエフェクターブランドですね。
音はもちろんなのですが、ロゴやデザインに関してもこだわりが感じられますよね。
では、いきましょう!
『Vivie』の製品ラインナップ
『Vivie』(ビビー)は国産ハンドメイドのエフェクターブランドです。
2019年現在、ギター用エフェクターとして8つの製品が販売されています。
製品の概要について簡単にまとめましたので参考にしてください。
CLIONE | WildCat | LoudHound | MINERVA | ModernRaven | IRENE66 | DolphinDeverb | FenneComp | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ペダル系 | Clean Booster系 | Crunch, Overdrive系 | Overdrive系 | Overdrive系 | Distortion系 | Higain Distortion系 | Delay, Reverb系 | Compressor系 |
歪み具合 | クリーン~ブースター | クリーン~クランチ | クランチ~ドライブ | クランチ~ドライブ | ドライブ~ディストーション | ディストーション | ー | ー |
仕様 | 1チャンネル | 1チャンネル | 1チャンネル | 1チャンネル | 1チャンネル | 2チャンネル | 1チャンネル | 1チャンネル |
CLIONE
Clean Booster系のペダルです。
これ単体では歪みません。
クリーンブースターなので音痩せを防ぎ、太く、煌びやかな音にすることができます。
ペダルに付属している真ん中のつまみによって音のどの帯域をブーストするか決めることができます。
音抜けを良くする、音を太くする目的でエフェクターボードの最前段に置くといいと思います。ギターソロのブースター用などにも使用できるので使用範囲は多いと思います。
Wild Cat
Crunch Overdrive系のペダルです。
歪み具合はかなり控えめでクリーンからクランチの中間ぐらいです。
ピッキングの強さに応じて歪み具合が変化するタイプのペダルです。
ペダルの右上にはスイッチがついており、ONにすると高音域が際立つので、歪みを増しても音の輪郭が崩れません。
バッキングギターでコードを弾くのに適した製品となっています。
Loud Hound
Overdrive系のペダルです。
歪み具合はクランチからドライブぐらいです。
真空管アンプのようなドライブサウンドを意識して制作されたペダルです。 どこか荒々しいエッジの効いた音ですね。
ペダルにMidつまみが付属しているのがいいですね。単純にMid付近の周波数をあげるだけでなく、音のキャラクターも変化する感じです。
この製品も音作り次第で使用範囲は広いかと思います。
ギターリフやコードを弾くのに適した製品となっています。
MINERVA
Over Drive系のペダルです。
歪み具合はクランチからドライブぐらいです。
試奏したことがあるのですが、普通にいい音が鳴ります。
歪み具合のレンジも広く、ポップスやロックなどの様々なジャンルで使用できるペダルです。
ペダルに付属しているJC-MSスイッチで接続アンプによって最適なサウンドに変化してくれます。
JCモードはJC120などのコンボアンプ、MSモードはMarshallなどのスタックアンプに使用します。Marshallの独特の高音域をカットしてくれるので全体的に扱いやすいサウンドになります。
デザインも黒主体でシックな感じに仕上がっていてかっこいいですね。
個人的にはおすすめの製品です。
Modern Raven
Distortion系のペダルです。
歪み具合はドライブからディストーションです。
メーカーサイトにはハイゲインと記載してあるのですが、そこまで歪む感じはありません。原音のニュアンスを残しつつ歪んでくれるという感じです。
ペダルにはEQが3つ付属しているので、細かな音作りが可能です。
案外、どんなジャンルでもに使用できるような製品となっています。
IRENE66
Disrtortion系の2チャンネルペダルです。
大村孝佳さんのシグネイチャーモデルで、歪み具合は超ハイゲインディストーションです。
大村孝佳さんのようなキレのある音作りがしたいのであればおすすめです。
がっつり歪ませてもモッサリせず、音の輪郭が失われないのが良いですね。
大村孝佳さんもその辺をこだわったのだと思います。
ペダルの左側にはBoostスイッチが付属しています。歪み具合はもちろん、Mid成分が増幅します。
ギターソロの際にONにするという使い方が良いです。
JC120に繋ぐだけでも相当な歪みが稼げるので、ハードロックやメタルに向いているペダルです。
Dolphin Deverb
ディレイ・リバーブの空間系ペダルです。
”Deverb”というのは、Delay+Reverbの造語です。
この製品は1つのペダルで、ディレイとリバーブの効果を取り入れることができます。エフェクター数が少なくなるのでいいですね。
ペダルに付属しているDeverbつまみを調節することでディレイ音にリバーブ成分をブレンドすることができます。
また、LowCutつまみで、低音をカットすることができます。少しくどい、重たい感じを解消して音をスッキリすることができます。
Ferre Comp
Compressor系ペダルです。
ベース用エフェクター『Fenne Comp』もあるので購入する際は注意してください。
ギター音のアタックやサスティン量を調節したい時に使用します。
ペダルの右上にはAttackスイッチが付属しています。これによってアタック音をいい感じに調節してくれます。
ナチュラルな感じから強調した感じの音作りまで可能です。エフェクターボードの前段に置いておくと便利だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
かなり幅広い製品ラインナップがそろっています。
全体的に上質な仕上がりで、どんなジャンルでも扱いやすいペダルという感じですね。
SNSなどでも人気が高く、評判の良いエフェクターです。
一度試してみるといいのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
では!