いまいち使い方が難しそうなボリュームペダルですが、持っているとかなり便利です。演奏にメリハリが出ますし、アンサンブル内での音量バランス調節にも非常に重要です。
この記事では、ボリュームペダルの使い方や配置位置について解説していきたいと思います。飛び道具的な使い方もできるのでぜひ参考にしてみてください!
ボリュームペダルの位置
まず、これには大きく2つの位置があります。それは、歪みエフェクター&アンプの「①前段」と「②後段」です。
ペダル位置①:歪みの前段
歪みの前段に置く場合、歪みの質感も含めた調節が可能で、主に「歪みコントロール」として使用することになります。
ペダル位置②:歪みの後段
歪みの後段の場合、全体的な音量バランスが調節できるので「マスターボリュームコントロール」としての役割が大きくなるかと思います。
ボリュームペダルの使い方
ボリュームペダルには主に5つの使い方が考えられますので紹介します。ボリュームペダルって案外、使用用途が広いんですよね。順番に見ていきましょう。
- 歪み具合をコントロール
- 全体的な音量バランス調節
- 演奏してないときのミュート
- ボリューム奏法
- 他エフェクターのコントロール
使い方①:歪み具合をコントロール
ボリュームによって歪み具合をコントロールすることができます。その場合は「エフェクター&アンプ」の前段に繋ぎましょう。こんな感じですね。
歪みエフェクター&アンプは「入力信号の大きさ」によって歪み具合が変化するので、クリーン〜クランチ気味〜フルドライブのようなコントロールが可能です。繊細な動きが求められることも多いので、ある意味ではなかなか玄人向けの使い方でもあるといえるでしょう。
おすすめのペダル
あらかじめ最小&最大音量を決めておけるのがいいかもしれません。そういった機能が搭載されているペダルはこちら。
- アニーボール / MVP MOST VALUABLE PEDAL
- KORG / XVP-20
使い方②:全体的な音量バランス調節
これは最もシンプルな使い方ですね。アンサンブル内ではフレーズや音色によって音抜けが変化することが多いです。Aパートではおとなしめ、Bパートではギターが目立つという楽曲はザラにあるかと思います。(実際のCD音源ではそういったマスタリング処理が施されています)
演奏にメリハリを出し、整ったアンサンブルを作り上げるのは重要だといえるでしょう。この場合は歪みエフェクター&アンプ後段の位置に繋ぐといいです。
こうすることによって、歪み成分はそのままで全体的な音量調節のみすることが可能です。
おすすめのペダル
マスターボリュームなのでなるべく音質劣化が少ないペダルがいいですよね。高音域もしっかり出てくれて定番&評判がいいのが「アニーボール」「SHIN’S MUSIC」などのボリュームペダルです。
- アニーボール / 250K MONO VOLUME PEDAL
- SHIN’S MUSIC / Perfect Volume Hybrid
使い方③:演奏していないときのミュート
これは楽曲のブレイクなどで無音状態にする時に有効です。ギターボリュームでも何とかなりますが、ペダルがあるとより簡単。
使い方④:ボリューム奏法
これは少し飛び道具的な使い方ですが、「ボリューム奏法」のときにはかなり必須アイテムになります。ボリューム奏法というのはこんな感じ。
バイオリンのような音色がして幻想的な雰囲気ですよね。バラードやソロなんかで使うと効果的です。
使い方⑤:他エフェクターのコントロール
ボリュームペダルの中には、他エフェクターをコントロールすることができる製品があります。ディレイのTimeやリバーブのMix具合の調節などが例ですね。
コントロールできる空間系エフェクターじゃないといけないですが、面白い使いかたなので参考にしてみてください。これもなかなか玄人向けの使い方。
おすすめのペダル
他のエフェクターもつなげるというので定番なのがBOSSのボリュームペダル(FVシリーズ)。エフェクターなどの場合は、ローインピーダンスなので注意してください。
- BOSS / FV-500L
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ボリュームペダルも意外といろいろな使い方があったかと思います。おすすめのペダルも紹介しましたので購入の際にはチェックしてみてください。
参考になれば幸いです。
では!