今回は初心者におすすめのオーディオインターフェイスを紹介したいと思います。
オーディオインターフェイスというと価格帯もピンからキリまであって初心者の方は迷うのではないでしょうか。
個人的には、初めから高価なものを買うよりも、初めは1~3万円程度のものを購入して、後から必要に応じて買い替えていくという方がいいかと思います。(高製品のものを買うとキリがないので。)
各種メーカーからいろいろな製品が販売されていますので、「これさえ買っておけばひとまずOK。」というコスパ良いオーディオインターフェイスを5つ紹介したいと思います。
では、いきましょう!
UR22mkⅡ / Steinberg
作曲ソフトCubaseで有名なSteinbergが販売している製品です。
低価格オーディオインターフェイスの中でもかなり定番で人気がある製品です。
UR22mKⅡ メーカーサイト
何よりもコスパ最強というような機種です。
レビューなどでも結構評判がいいので、これを最初に使っている(使った)という方も多いと思います。
作曲ソフトの「Cubase AI」、「Cubase LE」 が付属しているので、これさえ買えばDTMがすぐに始められるというのも良い点ですね。
主な仕様
・対応OS:Windows / Mac / iOS
・パソコン接続: USB2.0
・音質:24 nit / 192kHz
・入出力: コンボジャック×2、LINE OUT×2 、MIDI IN/OUT×2、PHONE×1
製品の価格や詳細はこちらを参考にしてください。
Scarlett 2i2 G2 / FOCUSRITE
イギリスのFocusriteが販売している製品です。赤い筐体が特徴的で存在感があってかっこいいですね。
Scarlett 2i2 G2 メーカーサイト
この価格帯だと、ギター録音に使用するHi-z対応の入力端子が1つしか使用できないうことが多いのですが、この製品はフロントパネルの入力端子2つともに対応しています。
なので、ギターとベース両方とか、ギター2本接続したいという方には使い勝手が良い製品だと思います。
楽曲制作に活用できるプラグイン( Softube、Focusrite Red)やループサンプル(2GB Loopmasters)のおまけが付属しているという点も良いところです。
主な仕様
・対応OS:Windows / Mac
・パソコン接続: USB2.0
・音質:24 nit / 192kHz
・入出力: コンボジャック×2、LINE OUT×2 、PHONE×1
製品の価格や詳細はこちらを参考にしてください。
Rubix24 / ROLAND
Rolandが販売しているオーディオインターフェースRubix24です。
他にも入力端子数や機能が様々なラインナップがあるので必要に応じてチェックしてください。
Rubix22 メーカーサイト
かなり人気だったUAシリーズ QuadCaptureの後継機種です。
これらの価格帯の中では、特に高音質&ノイズ抑制に定評のある機種です。
私もこれを使ったことがあるのですが、ノイズも少なく、録音の際の音質もバッチリです。
フロントパネルにはコンプレッサーとリミッターを搭載しており、入力の音量差を均一にしながら録音することが可能です。(それほど強烈なかかりではなく、ナチュラルな感じです。)
この下位機種であるRubix22には、この機能が搭載されていないので、「必要ないよ。」っていう方はそちらの方がいいかもしれません。
主な仕様
・対応OS:Windows / Mac / iOS
・パソコン接続: USB2.0
・音質:24 nit / 192kHz
・入出力: コンボジャック×2、LINE OUT×4 、MIDI IN/OUT×1、PHONE×1
製品の価格や詳細はこちらを参考にしてください。
UAC-2 オーディオインターフェイス USB3.0 / ZOOM
これも有名メーカーのZOOMが販売している製品です。
UAC-2 オーディオインターフェイス USB3.0 メーカーサイト
パソコン接続をUSB 3.0(通常のUSB2.0より送信速度が速い)対応にすることで、レイテンシー(録音時の音の遅れ)を極限レベルまで最小化したオーディオインターフェースです。
この価格帯でこれを出したZoomはすごいですね。 この製品もHi-z対応の入力端子が2つあります。
ギターの宅録などでリアルタイムでの録音をする場合、やはりレイテンシーに悩まされることが多いです。
ギターの場合は、リアルタイムで録音することが多いのですが、ピッキングしてから耳に聴こえてくるまでの時間のズレがどうしても演奏の妨げになることがあります。
大抵の場合は、バッファサイズを小さくすれば改善するのですが、パソコンのスペックに依存するので何とも言えないです…。
パソコンのスペックに不安という方は、これで補うことができると思います。
主な仕様
・対応OS:Windows / Mac / iOS
・パソコン接続: USB3.0(USB2.0も可能)
・音質:24 nit / 192kHz
・入出力: コンボジャック×2、LINE OUT×2 、MIDI IN/OUT×1、PHONE×1
製品の価格や詳細はこちらを参考にしてください。
Arrow / Univarsal Audio
Univarsal Audio Arrowです。ここで紹介しているものに比べてかなり高価ですが、これも人気の機種です。
Arrow メーカーサイト
Univarsal Audioの製品ということで「ユニゾン機能」と「UAD2 プラグイン」が使用できるとのが最大の特徴です。
「ユニゾン機能」は、実際にマイク録りしたようなサウンドを再現する機能で、あの独特のアナログチックな生音に近い状態で音を録音することができる機能です。
「UAD2 プラグイン」とは、プロの現場でもよく使用された名機であるLA-2A、1176コンプレッサー、610チューブコンソール等のヴィンテージ音源を忠実に再現したプラグインです。
Univarsal Audioの機種を使用するのは大体これが目的です。
プロでも使用されている機材であり「DTM、録音を本気でやろう!」という方にはおすすめの機材です。
パソコン接続がThunderbolt 3対応なので、レイテンシーもかなり小さいです。
Thunderbolt 3のみにしか対応していないので、パソコンに対応端子が付属しているかどうかはしっかり確認してください。
主な仕様
・対応OS:Windows / Mac
・パソコン接続: Thunderbolt 3
・音質:24 nit / 192kHz
・入出力: コンボジャック×2、LINE OUT×2、PHONE×1、INST IN×1
製品の価格や詳細はこちらを参考にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
DTM、録音も含めて音楽制作には欠かせないのがオーディオインターフェイスです。
本当にいろいろな機種がありますが、最初のうちは違いもあまりよくわからない(私もそうでした….。)ので、ここで紹介したような定番の機種を選ぶのがよいかと思います。
よくわからないことがあった時に、ネットで検索すると情報がたくさん出てくるのが定番機種の強みでもあります。
基本的に対応OSと入力端子に注意しておけば大丈夫ですが、「やりたかったことができない…。」とならないようにだけ注意してください。
参考になれば幸いです。
では!