コーラスエフェクターの使い方について紹介したいと思います。
モジュレーション系ということでギター音色が劇的に変化するため、いまいち使い方が難しそうなコーラスですが、かなり効果的な使用方法がたくさんあります!
この記事では、コーラスペダルの使い方や接続順番などについて解説していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください!
では、いきましょう!
コーラスの接続順番
コーラスは基本的に『歪みエフェクターの後ろ』に繋ぎましょう。前段に繋いでしまうとコーラス成分に歪みが加わってしまい、汚い&不自然な音色になります(狙ってやるならアリですが…)。
空間系エフェクターの中では『ディレイ』『リバーブ』の前段に繋ぐのがセオリーですので、ひとまずこのように繋いでおけば問題ありません。
コーラスの使い方を3つ紹介
コーラスの使い方は主に3つあります。ここでは代表的な使用方法について紹介します。
- 使い方①:クリーンと組み合わせる
- 使い方②:歪みエフェクターと組み合わせる
- 使い方③:常にかけっぱなし
使い方①:クリーンと合わせる
これは一番スタンダードな使い方。クリーンにコーラスをかけてアルペジオやカッティングで使用します。アルペジオなんかだと一気に幻想的な雰囲気になるのではないでしょうか。
カッティングだとファンクで聴くような都会的なギタープレイになります。
これもこれでおしゃれな感じの音色ですね。
おすすめエフェクター
アルペジオでの使用だと高音域がクリアで音の分離の良いコーラスおすすめだと思います。定番なのが「TC Electronicのコロナコーラス」や「BOSSのCH-1」です。
- Chorona Chorus / TC ELECTRONIC
- CH-1 / BOSS
使い方②:歪みエフェクターと合わせる
オーバードライブやディストーションと合わせて使用する方法。歪み倍音にもコーラス成分が加わりますので「音に厚み」が出ます。また、高音域成分が強調され、クッキリとしたサウンドになります。
紹介したのはポールギルバート(Paul Gilbert)の『Fuzz Universe』です。メインリフの決めの部分に使用されていて、かなり厚みのあるサウンドになっています。80〜90年代ハードロックでよく見られる使い方ですね。
また、ギターソロでもかなり有用な使い方です。単音ながらも厚みが加わりますので、存在感のあるサウンドになります。
これはT-SQUREの『TRUTH』ですね。安藤正容さんのギターソロで、かすかにコーラスが加わっていますよね。フュージョンではこのような使い方がよくされます。
使い方③:常にかけっぱなし
これはベースで使用する場合に多い使用方法ではないでしょうか。原音にうっすらかけることで、高音域や厚みをプラスするやり方です。このような使い方もアリですかね。アンプシミュレーターなどを使用している場合はよくやる手法です。
ザックりとクリーンブースターのような使い方をイメージしてもらえばいいかと思います。
おすすめエフェクター
うっすらとかけたい場合は、主調が激しくないアナログ回路のコーラスペダルがおすすめだと思います。昔から名機として愛用されているのが、MXRの「M148 MIcro Chorus」や、ELECTROHARMONIXの「SmallClone」などです。
- M148 Micro Chorus / MXR
- SmallClone / ELECTROHARMONIX
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はコーラスペダルの使い方について紹介しました。歪みと組み合わせると個性的なサウンドになるので、なかなか面白い使い方だと思います。現代のモダンな感じだと稀ですが、ひと昔前のハードロックサウンドを目指したいのであればバッチリですよね。
他にもおすすめのコーラスはこちらで紹介しています。
おすすめもコーラスエフェクター10種類を比較して紹介!
参考になれば幸いです。
では!