ギターの肝となる音色であるオーバードライブ。様々なギタリストが自分好みの音色を追及しています。基本的にはアンプライクな歪みが良いとされるので、そういったコンセプトの製品が多いですが、一方で、コンパクトエフェクター特有のマイルドな感じがオケに馴染むので良いという人もいます。ロマンがあるといのも理由の一つですよね。
今回は、ギタリストやSNSでも評価の高いおすすめの定番オーバードライブペダルをまとめてみました。
では、いきましょう!
BD-2 ブルースドライバー / BOSS
王道中の王道。BOSSのオーバードライブ「BD-2 ブルースドライバー」です。いわゆるBD-2系と呼ばれる名機ですね。「アリがちだよね!」と思うかもしれませんがそれでもなおオススメするペダルの1つです。
歪み具合としてはクランチ〜ドライブ程度。ギター特有の枯れたサウンドがしっかりしてくれます。特にシングルコイルとの相性が抜群で高音域が気持ちよい。コード分離がいいので、コードストローク中心のプレイには持ってこいですね。
色々試したけどやっぱりこれに戻ってきたという人も多いです。価格も抑えられており、長年人気の名機エフェクターです。
TS9 チューブスクリーマー / Ibanez
これも定番のエフェクター。Ibanezの「TS9 チューブスクリーマー」です。TS系とも呼ばれます。これ単体で使用するよりもブースターとしての使い方をしている人が多い気がします。歪みの粒が細かく、ギターの中〜高音域のおいしい帯域を程よくブーストしてくれます。
マルチエフェクターにもシミュレートされていることが多く、歪み系の基本となるような音色です。一度触ってみてもいいかもしれませんね。(音作りの勉強の一環として…)
WildCat / Vivie
近年、YoutubeやSNSで話題になっているVivie(ビビー)のオーバードライブペダルです。Vivieは現役ギタリストがエンジニアとして作製・販売している国産ハンドメイドメーカー。デザインにもこだわっているようで、独特のかっこ良さがありますよね。
その中でもこの「WildCat」はクリーン〜クランチ程度でかなり控えめな印象です。ゲインノブを回しても音の輪郭が失われることがないため、音の分離が良いですね。これもシングコイルギターとの相性が良く、カッティングやストロークを中心としたプレイにぴったりです。
OCD(OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE)/ Fulltone
高品質な歪みペダルで有名なメーカーFulltoneが販売している「OCD」。オーバードライブからディストーションレベルまで歪むので可変幅はかなり広いです。メイン歪みでも十分やっていけます。
何といってもこのペダル「音圧」がすごいです。低音と高音域がしっかりと出るドンシャリ気味のサウンドですかね。かなりハッキリとした音色で、バリバリのロックサウンド。シングルコイルからハムバッカーまで存在感のあるサウンドが欲しい方には持ってこいです。
Jan Ray (ジャン・レイ) / VEMURAM
VEMURAMの「Janray(ジャンレイ)」。このエフェクターは使用している方がかなり多い。よくプロギタリストのエフェクターボードでも見かけますよね。このペダルもスムースな歪みでメロウなトーンが出ます。
歪み量自体はそれほど多くないので、他のペダルと合わせてブースター的に使用するといいかもしれません。値段は高いですが持っていれば一生使用できる代物かと思います。
Soul Driven / XOTIC
XOTICの「Soul Driven」です。このペダル、コンパクトエフェクターでは珍しくミッドブーストつまみが搭載されていてなかなか便利。音色的にはかなりスムースで滑らか・柔らかい音色です。
個人的にはフュージョンやジャズなどのジャンルに向いているペダルだと思います。ディレイやリバーブなどの空間系エフェクターをかけて使用すると素晴らしいトーンです。
BB Preamp / XOTIC
XOTICからもう1つ。「BB Preamp」です。これもスムースな歪みが特徴のペダルでフュージョン系ギタリストによく愛用されています。低音域〜中音域が出るペダルでかなり”丸い音”の印象です。”プリアンプ”と書かれていますが、他のペダルと合わせてブースター的な使い方もできると思います。
このぺダルと同じシリーズでより歪み量を減らしたペダルも販売されているので、そちらもチェックして見るといいと思います。
Shiba Drive / Shur (サー)
Shur(サー)のオーバードライブペダルです。ハイエンドギターで有名なメーカーということもあってかなり人気があるペダルです。筐体にアルミの削りだしが使用されていて見た目もカッコイイですね。
音色的には荒々しい部分があり、どちらかというとブルージーなサウンドです。BOSSのブルースドライバーに近い感じですかね。これ単体ではそれほど歪まないのでクランチ寄りでの使用がメインになるかと思います。
Sweet Honey Overdrive / MAD PROFFESSOR
高品質なメーカーでお馴染みのMAD PROFESSORのオーバードライブペダル。ピッキングの追従性が良く、ピッキング強弱を使用した表現力だけでもかなり色々なトーンが出せます。
音色としてはハイミッド寄りがよく出るペダルで音抜けの良い感じです。歪み具合の可変域も大きいのでどんなシチュエーションでも使用できるペダルだと思います。
FRIEDMAN / BE-OD
少しイカツイ見た目をしているエフェクターであるFRIEDMANの「BE-OD」。Volume、Gain、PRESSENCE、Tight等も含め、ツマミが6つも搭載されているのでこのエフェクターだけでもアンプのような音作りができます。
音色としては荒々しいマーシャル系の歪みでかなりアンプライクな音色です。歪み具合の可変幅も広くこれ単体でも十分使えるので、アンプ代わりにコンパクトエフェクターで音作りしたいという方にはピッタリのペダルです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本当に色々なペダルがあるオーバードライブペダル。コンパクトエフェクターの中でも一番種類が多いので、どれが良いか迷うことも多いかと思います。
選び方のコツとしては良くも悪くも定番のペダルを買っておくことかなと思います。「多くの人が使用している」ということは、好みの音色が出ると思っている人が多い。ということでもあるので。そのなかでも自分が気に入った「これだ!」と思うものが見つかるといいですね。
参考になれば幸いです。
では!