ずっと真夜中でいいのに。の正義です。配信の5thシングルです。ストリングスがいい味を出していてカッコいい曲だと思います。
では、いきましょう!
キー:Aメジャー
(♯3つ)
Aメロ
1〜4小節目
D△7→F#m7:Ⅳ△7→Ⅵm7
2つのコードが繰り返し使用されています。サブドミナント(SD)→トニック(T)の流れです。
Bメロ
1〜2小節目
D→E→F#m7→A/C#:Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm7→Ⅴ/Ⅲ
ダイアトニックコードを上行していくコード進行です。このパターンでは、サブドミナント(SD)系のコードが開始のコードとして使用されることが多いです。Ⅱm→Ⅲm→Ⅳなどがいい例ですね。
7〜8小節目
Bm7→A/C#→D:Ⅱm7→Ⅴ/Ⅲ→Ⅳ
これもコードが上行していくパターンです。Ⅲmの部分にⅤ/Ⅲが使用されています。分数コードを使用することで、次のDコードに向けてドミナントモーションする形になります。
サビ前のコードにⅣが使用されているので、少し変な感じがすると思います。一旦、終止するような感じで少し特殊ですね。
サビ
1〜3小節目
D→E→F#m7→C#m:Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm7→Ⅲm
4563の進行です。ダイアトニックコードが使用されています。これといって特別な名前はありません
4〜5小節目
D→E→F#m7→Em7→A7:Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm7→Ⅰ7
ここのEm7→A7の部分。Em7が使用されているのはツーファイブワン進行にが意識されているからです。一瞬だけキーがDメジャーに転調したと考えると理解しやすいです。
Em7→A7→D (Ⅴm→Ⅰ7→Ⅳ)
キー:Dメジャーの場合
Em7→A7→D (Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ、ツーファイブワン進行)
7〜8小節目
D→E→Fdim→F#m7:Ⅳ→Ⅴ→♯Ⅴdim→Ⅵm7
dimコードが使用されています。これは経過音(パッシングコード)と呼ばれます。次のコードに向けて半音隣からアプローチすることでスムーズなコード進行になります。
スムーズにつなぐ効果以外にもどこかエモイ感じを演出することができます。特に、このⅣ→♯Ⅴdim→Ⅵmというコード進行は頻繁に使用されています。
※ちなみにC#7コードが代理コードとして使用することができます。構成音が似ているからですね。その場合、F#m7へとドミナントモーションする形になり、これもまたスムーズなコード進行になります。
間奏
1〜2小節目
D→E→F#m7→A/C#:Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm7→Ⅴ/Ⅲ
Bメロでも使用されていました。間奏ではこのコード進行が繰り返し使用されています。ストリングスが映えるパートですね。
A’メロ
A’メロ全体
2題目のAメロです。少し雰囲気が変化するので記載しました。ジャズのテイストというか、少しおしゃれな感じがすると思います。半音隣のコードを多用することで、こうした雰囲気を演出することができます。
1〜2小節目
A△7→F#m7→Em7→A7:Ⅰ△7→Ⅵm7→Ⅴm7→Ⅰ7
Em7→A7というコード進行は、次のD▵7に向けてツーファイブワン進行する形になります。サビでも使用されていたアプロ―チです。
4小節目
Bm7→E→Fdim:Ⅱm7→Ⅴ→♯Ⅴdim
ここでも経過音としてdimコードが使用されています。
5〜6小節目
F#m7→Faug→A/E→D#dim:Ⅵm7→♯Ⅴaug→Ⅰ/Ⅴ→♯Ⅳdim
ベースラインが半音ずつ下降していくようなコード進行になっています。このパターンでよくみられるのが○augコードです。特にⅥmから始まる半音下降コード進行で使用されることが多いです。
8小節目
Bm7→C#m7→D▵7→G7:Ⅱm7→Ⅲm7→Ⅳ▵7→♭Ⅶ7
最後の小節でG7コードが使用されています 。♭Ⅶなのでナチュラルマイナーダイアトニックコードから借用してきたコードです。モーダルインターチェンジと呼ばれるものですね。
Cメロ
5〜6小節目
D→E→Fdim→F#m7:Ⅳ→Ⅴ→♯Ⅴdim→Ⅵm7
dimコードが使用されています。サビでも使用されていたコード進行です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ストリングスのフレーズがどこか和の雰囲気を感じさせます。(ペンタトニックスケールが使用されているからだと思います..。)
あとどの曲にも言えることなんですが、ずっと真夜中でいいのに。の曲はメロディ部分のテンポが早く、採譜しづらいです (笑)。演奏するのも難しいと思いますが、がんばってください。
参考になれば幸いです。
では!