このサイトでは楽曲のコード進行や音楽理論を紹介しているのですが、それによって見えてきた各アーティストの楽曲特徴についてまとめてみたいと思います。
今回は、近年、最もJ-popを騒がせたアーティストの1つであろう『YOASOBI』です。
では、いきましょう。
YOASOBIの楽曲特徴
近年、世間を大きく騒がせたアーティストである『YOASOBI』です。作曲者”Ayase”さんと、ボーカルの”ikura”さんのユニットです。代表曲は「夜に駆ける」ですよね。
実は、このアーティストかなり突出した特徴があるアーティストです。挙げると大きく2つ。
- 特定のコード進行を多用
- 楽曲の雰囲気をガラリと変える大胆な転調
王道進行 × Just The Two Of Us進行
このアーティストは1つのコード進行を一貫して使用している傾向にあります。それが「王道進行」×「Just the two Of Us進行」という進行。
こちらの記事でも解説していますので見てみてください。
使用されている楽曲の例
「夜に駆ける」を初めとして「怪物」「ハルジオン」など様々な楽曲で使用されています。他にも様々な楽曲で使用されています。ザッとまとめてみた表がこのようになります。
- 夜に駆ける(Aメロ、Bメロ、サビ)
- ハルジオン(Aメロ、サビ)
- 夢をなぞって(Bメロ)
- アンコール(Aメロ、サビ)
- 優しい彗星(Aメロ、Bメロ、サビ)
- 怪物(サビ)
- 群青(サビ)
- たぶん(Aメロ、サビ)
- 三原色(サビ)
どちらも非常にキャッチーなコード進行で聴いているだけでインスピレーションが湧いてきますよね。これだけでも非常にパワーのあるコード進行だと言えます。(※これについては動画も参考にしてみてください)
楽曲をガラリと変化させる大胆な転調
あと『YOASOBI』の楽曲では転調が多いですね。しかも、かなり大胆で楽曲の雰囲気をガラリと変えてしまう転調も多い気がします。
楽曲の転調をザッとまとめてみるとこんな感じ。ラストサビの半音(+1)の転調はもはやお決まりのパターンですよね。
どうでしょうか。
必ずといっていいほど転調が使用されています。特に「怪物」なんかはかなり目まぐるしく大胆な転調が行われていますよね。サビではKey:G#m(B)→Key:Eの完全5度(-5)の転調です。さらに、ラストサビではKey:D♭→Key:Fという長3度(+4)の転調が繰り出されています。
ある特定のコード進行パターンを多用しつつも大胆な転調やサウンド展開により聴き手を飽きさせないという構成になっているのかなーと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は『YOASOBI』の楽曲について紹介してみました。非常に突出した特徴のあるアーティストだというのがなんとなくわかってもらえたのではないかなーと思います。
このようにアーティストの特徴なんかを見てみると新しい発見があって面白いですね。他にも気になるアーティストがあればコメントお願いします。
参考になれば幸いです。
では!
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