Positive Grid社のアンプシミュレーター 「BIAS AMP 2」はおすすめなのか?
いまや宅録ギタリスト・DTM作曲家にとっては定番になっているギタープラグインですが、実際の特徴や使い心地はどうなのでしょうか。
今回は、私が実際に使用してみて感じた「BIAS AMP 2」の特徴や評価について紹介したいと思います。
「BIAS AMP 2」の特徴・比較
BIAS AMPの特徴についてザッと紹介しておきます。私が思う他製品と比較した大きな特徴は3つ。
① プリアンプ、パワーアンプ内部のパラメーター調節可能
これは他のアンプシミュレーターにはない最大の強みであり「BIAS AMP」の最も優れている特徴だと思います。単純に「触っていて楽しい」です。ギタリストならこれだけで結構な時間を要してしまう…。
セッティング次第でクランチ向きのアンプをハイゲインへと「魔改造」することも可能で、実機にはないプラグインならではの音づくりが可能です。
② 高クオリティなアンプモデル(クリーン〜ハイゲイン)が一通り揃っている
これも「BIAS AMP」の人気理由。ギターアンプとして第一線で活躍しているアンプモデルがズラッと並んでいます。他のものと比較してクオリティもかなりのもの。しっかり”そのアンプらしさ”が出ています。
③ 様々なプリセットがダウンロードできる
これは地味に助かる仕様。音づくりというのは誰もが行き詰まるもの。そんな時にプリセットが手軽にダウンロード出来るのは便利です。ソフトウエアを起動したままダウンロードできるのも使い勝手が良いですね。そのまま使っても良し、音作りの参考にするも良しです。
「BIAS AMP 2」の評価・レビュー
では、実際に私が使用してみて感じた評価・レビューです。良い点と悪い点で紹介しますね。
良い点(メリット)
私が感じた良い点は「適当にやっても良い音が出てくれる」ところです。要は安定感がある。すでに紹介した通りクリーンからハイゲインまで高クオリティな音が出てくれるので弾いていて気持ちいい。「MESA Boogie」や「Soldano」のアンプモデルでパワーコードを鳴らしたときなんてかなり好みです。
音作りが苦手なギタリストにとってはもちろん。DTMメインでそこそこの音が出てくれれば良い。という感じなのであれば十分すぎるぐらいと思います。「安定して簡単にそれなりの音が出てくれる」これはとても重要な要素です。
悪い点(デメリット)
私が使っていて、少しだけいまいちだなぁ…。と思う点は「良くも悪くもBIASらしさがある」という点。ここでいう「BIASらしさ」 というのは、少しモッサリした感じだということです。低音域〜中音域が盛り上がる感じでしょうか。
バッキングの時は素晴らしいくらいに楽曲に馴染むので重宝するのですが、ギターでメロディを弾くと、いまいち前に出てこない印象があります。これも好み&設定次第だと思いますけど…。私は「EQ、IRシミュレータープラグイン」でその部分を補ったりなったりしています。バッキング演奏メインなら非の打ち所がないギタープラグインだと思います。
参考動画
その他の評価・レビューについてはアンプシミュレーターの比較動画がありましたのでそちらも参考になるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、BIAS AMPについて私なりの評価・レビューについて紹介してみました。いろいろなグレードがありますが、おすすめは「BIAS AMP Professional」です。価格と使用できるアンプとのコスパがいいような気がします。
参考になれば幸いです。
では!