コンプレッサーのおすすめペダルについてまとめてみたいと思います。コンプレッサーの使い方はなかなか難しいのてすが、ざっくりいうと「音の粒を揃える役割」をするエフェクターですね。
聴きやすい音色になるのはもちろん、「弾きやすくなる」という演奏者にもメリットがあります。
では、いきましょう!
MXR / M102 Dynacomp(ダイナコンプ)
言わずと知れた名機。MXRの「DynaComp(ダイナコンプ)」です。多くのギタリストが愛用しているのですが、汎用性が高いナチュラルな音色というわけではなく、かなり癖のあるコンプレッサーです。
アタック感が強く”パコッ”とした音がします。シングルコイルで弾くとかなりアタック音が強調されるのではないでしょうか。
ギタリストで言うと「ジョン・フルシアンテ」なんかが愛用していましたよね。クリーンギターのカッティングやアルペジオを中心としたプレイスタイルにぴったりだと思います。
BOSS / CS-3
コンパクトエフェクターの定番メーカー「BOSS」のコンプレッサーペダルです。「LEVEL、TONE、ATTACK、SUSTAIN」と4つのノブがあり、コンプに必要なノブはすべて搭載されています。ですので細かい設定まで可能です。
甘い音色が特徴的なコンプレッサーペダルですね。サスティンを伸ばすような使い方から、ダイナコンプのようなパコッとした使い方も可能。ローノイズ設計でかけっぱなしでも使えるペダル。
BOSS / CP-1X Compressor
「BOSS」からもう1つ。最近販売された機種でBOSSの新世代ペダル「〇〇-1X」シリーズの一種です。開発コンセプトとしては、「コンパクトながらもラック式コンプに匹敵する自然なコンプ感」をのようです。思い切って強くかけてもノイズが少なく、音のサスティンを伸ばすことができるので、クリーンギターの単音弾きでも安心ですよね。
ノブの下部にはインジケーターが搭載されており、コンプのかかり具合を視覚的に把握できるなど、なかなか使い勝手の良いコンプレッサーエフェクターです。
PROVIDENCE/ VLC-1 VELVET COMP
Providenceの「VELVET COMP」。このペダルはかなり有名なのではないでしょうか。何と言ってもナチュラルなコンプ感を得られるコンプレッサーペダルで、とりあえずかけっぱなしで使用している人が多いと思います。サステインの可変域は広めなのでリミッター的な使い方も可能。クリーン、歪み問わず、上品なサウンドメイキングが可能です。
バイパス時にスイッチ回路を1回路しか通らないS.C.T.(シングル・コンタクト・トゥルーバイパス)を採用しているため、ノイズもかなり抑えられています。なんとなく音が太くなるというか弾きやすくなった感じがするペダルです。
TC ELECTRONIC / HyperGravity Compressor
高品質でクリアな音色で有名なTC ELECTRONICの「HyperGravity Compressor」です。いかにも音が圧縮されそうな名前ですよね。音色としては、かなりスムーズなコンプです。中央スイッチによりコンプモードを切り替えることができ、低~中程度ぐらいまでのコンプ感を得ることができます。
「BLEND」という珍しいノブがありますが、これによって原音とのバランスが調節でき、コンプをかけすぎて”音が引っ込んでしまう”といったことを防ぐことができます。また「TonePrint 機能」によってプロギタリストのセッティングをダウンロードして使用できるなど、 かなり幅広い音作りができる製品だと思います。
MAXON / CP101
MAXONのコンプレッサー。これも2ノブでシンプルな作りですね。コンプって複数の調節ノブがあってもいまいち変化がよくわかんない。ってことが多いのでシンプルな操作で済むというのはかえっていいかもしれません。ギターでも十分使えますが、ベースでの評価が高いというのも特徴の製品です。
XOTIC / SP Compressor
コンパクトなデザインが特長のXOTICの「SP Compressor」。これもシンプルな操作性が売りのペダルです。中央のスイッチで「LOW、MID、High」という具合に効き目が選べます。
HighだとDyna Compに匹敵するくらい強くかけることができるのでなかなか強力。また、内部にハイカットやハイブーストを調節するスイッチで、音にきらびやかさを追加できるのが良い。
個人的にはLEDが緑色なのも魅力的です。コンパクトでエフェクターボードに収納しやすいのも良い点ですよね。
DEMETER / COMP-1 Opto Compulator
ハイエンドなギター・ベース製品を開発している「James Demeter」ということもあって地味に使用している人が多い「OptoComp」です。もともとはベースでの使用者が多かったのですが、ギターでもいい感じに使用できるということで人気になりました。
強めにかけてもノイズがほとんどなく、歪んだギターと組み合わせても大丈夫です。派手さはないですが、良い感じに音が圧縮されて弾きやすいサウンドになる優れもの。
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Animals Pedal / 1927 Home Run King Comp
可愛らしい名前とデザインのコンプレッサーペダル。低価格帯ながらもハイエンドで自然なコンプ感を追及したペダルです。
この価格帯では珍しくインジケーターが搭載されています。この機能は地味にありがたい。「あれっ?かかってる?」という風にならないので、初心者の方でもセッティングしやすいです。実用性の面でもかなりコスパの良いペダルですよね。
Empress Effects / Compressor
他のコンプレッサーペダルとは打ってかわり、筐体サイズも大きく、調節ノブもたくさんあります。スタジオのラック式コンプレッサー(楽曲ミックスに使用するようなコンプ)に匹敵するぐらいの高品質です。ラック式コンプレッサーの名機である「Urei 1176コンプ / リミッター」をイメージして作られています。
ナチュラルながらも音は艶やかで太くなる印象。かなり細かな設定も可能です。上部にインジケーターも搭載されているので入力レベル・ゲインレベルも一目で把握できます。少し値段は高いですがこれさえあればコンプレッサーペダルはOKといった感じです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コンプレッサーは劇的に音色が変化しないので、あまり重要視されないかもしれません。しかし、「クリーンのカッティング」「アルペジオで存在感のある音」「単音のサスティンを伸ばす効果」、「音を整える効果」も得られます。地味ですがかなり奥が深いエフェクターなので、活用してみてください。
参考になれば幸いです。
では!