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日常の警告音がなぜヤバイのか?音楽理論で解説する!

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今回は、少し変わった切り口で音楽理論の解説を行いたいと思います。日常では、たくさんの警告音(サイレン、緊急速報、発車音など…)が使用されていますよね。

こういったところには意外と音楽理論の知識が使用されているんですね。今回はそれらについて紹介したいと思います。


では、いきましょう!


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踏切りの警告音:短9度

電車の踏切音ですね。こんな響きです。聴いてみましょう。


さすがに聴き続けていると気持ちが悪いですね。これを楽譜にするとこのようになります。





見てわかる通り、この2音は半音隣の音(短9度の関係にありますよね。この関係というのはかなり強烈な「不協和音」を生みます。この音程は音楽理論では、たびたび議論になる音であり、音楽家を悩ませているのです。

 

アボイドノート(Avoid note)

短9度の音程は、音楽理論ではダイアトニックコードとスケール音がぶつかるアボイドノート(英語:Avoid note)とかなり密接な関係のある音程です。日本語でいうと「回避音」ですね。

例えば、C▵7コード(C・E・G・B)で鳴っているときに、Cメジャースケールを弾くときに「ファ」の音はコード構成音である「ミ」の音と半音上でぶつかるので「アボイドノート」になります。なので「C▵7コード上でファの音を使用するのはなるべく避けた方が良いよ!」ということなのです。



しかし、これらの音は必ずしも「~してはいけない」ということではなく、「~多用するのは避けたほうがよい」という感じですので、短9度といって目の敵にするのはやめておきましょう。あくまで自分がよければOKだというスタンスでいいと思います。


オルタードスケール(Altered Scale)

また、短9度というのは、ジャズでは「オルタードの響き」として好まれる音使いでもあります。例えば、G7→Cというコード進行に対してG7コード上で「Gオルタードスケール」を弾くと少し独特な雰囲気が醸し出せます。



その強烈な個性からなかなか使い勝手の難しい音程ですが、ひとまずは作曲や演奏の時に「なんか少し響きが変だな…。」と感じた時の対処方法や「クセのある感じを出したいな…。」と思った時のノウハウとして知っておきましょう。


緊急地震速報:トライトーン

この例は有名ですね。緊急地震速報です。「チャラン、チャラン」ってやつですね。聴いてみましょう。



これも非常に怖い響きがしますね。ドキドキするというか「何か来るっ!」というような高揚感を感じます。これを楽譜にするとこんな感じです。


この音には特殊な2つの音程が含まれており、これは減5度 (or 増4度)の関係にあります。これは音楽理論上、非常に重要な音なので特にトライトーン(日本語:三全音)という名前がついています。

これは「全音3つ分の間隔で離れている」のでその名前がついています。昔の人たちはその不穏な響きから”悪魔の音程”と呼ばれていることがありました。いわば、それほど不気味な音なのです。



なんとこの音程は、コードの絶対的な存在であるドミナントセブンスコード(〇7)に使用されている音程です。ドミナントは日本語で「支配的」という意味で、コード機能における緊張・不安定な響きでしたね。まさしく悪魔なのです。

お辞儀のコードの「お辞儀」の部分ですね。かなり不安定な響きで、落ち着かない感じがします。また、ドミナントセブンスはサビ前のコードで使用されることが多いです。「さぁ、いくぜ!」という高揚感を演出するためですね。これもある意味、警告音のドキドキ感と通じるものがあるかもしれませんね。

 

まとめ


いかがでしたでしょうか。


警告音の一番の目的は「危険ですよ!」ということを知らせるためにあります。良くも悪くも目立つ音が使用されているんですね。なので、音楽理論上、特殊な音程が使用されています。短9度とトライトーンというのは音楽理論を学んでいくにあたって重要な音程です。ぜひ覚えておくといいと思います。


今回のポイントは2つ。

・半音隣(短9度)は「アボイドノート」や「オルタードの響き」と関係のある音で、特殊なクセのある音使いである。

・トライトーン(三全音)は、ドミナントセブンスで使用されている音使いであり、音楽理論上、かなり重要な音である。



参考になれば幸いです。


では!



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