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コード(和音)の機能とは?【音楽理論の解説 #6】

音楽理論
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第6回は、「コードの機能」についてですね。

皆さんが使用しているコードには機能があって、ある程度の規則に従って並べられていることが多いんです。

これらを理解すると、楽曲の構造がわかるようになり、また作曲でも、筋の通ったというか、まとまった曲が作れるようになると思います。


では、いきましょう!



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コード(和音)の機能とは?


コードの機能を説明する際によく使われるのが「お辞儀のコード」です。


音楽の授業で行われる「じゃ~ん(直立)、じゃ~ん(お辞儀)、じゃ~ん(戻る)」ってやつですね。これを楽譜&音声にすると以下のようになります。

非常に収まりが良く、「終わった…」という安堵感がありますよね。



ただ、これがこうなると少し変ですよね。凄いモヤモヤした感じになりますよね。全然スッキリした感じがありません。要は、これじゃ終われない訳です。



例を挙げましたが、これが「コードの機能」というものです。「あるコードの後は、特定のコードに進行」しないと気持ち悪くなってしまい、しっくりこない感じがするのです。


こういった規則がコードにはあります。ただ、これがわかっていれば楽曲にコードつける際のヒントになります。また、演奏&耳コピの時も次のコードに目安がつけられるのでやりやすいです。ぜひ、マスターしていきましょう。


コード(和音)の機能の一覧


コードの機能は大きく分けてトニック(T)、サブドミナント(SD)、ドミナント(D)の3つに分類されます。これがコード機能の主要な3要素であり、重要な部分なのです。


これについて順番に見ていきましょう。

トニック(T:Tonic)

トニックの語源は「Tone (音)+ic」 です。スケールの音を象徴するようなコードだからですね。なので、CメジャースケールのCメジャーコードはトニックです。
「安定」の機能を持っています。基本のコードとなると考えてもらえれば良いと思います。
トニック(T)は、どのコードでも進行できます。

 



このコードは「あ~、終わった…。」という安心感を与えます。そのため、ほとんどの楽曲の終わりコードにはトニック(T)が使用されることも覚えておくといいと思います。



ドミナント(D:Dominant)

ドミナントは、日本語では「支配的」 という意味ですね。「緊張」の機能を持っているコードです。お辞儀のコードでいうところの「じゃ~ん(お辞儀)」の部分になります。

ドミナント(D)は原則、トニック(T)にしか進行できません。
※あくまで原則です。現代音楽ではサブドミナントに進行したりするのはよくあります。クラシックでは認められていません。




実は、音楽理論ではこのドミナント(D)が非常に重要なんですね。「このコードの次はこのコード進行にしか進めない」という強い規則を持っているためです。「支配的」という名前がつけられているのはそういうことです。


 

サブドミナント(SD:Sub Dominant)

サブドミナントの語源は「Sub (副)+Dominant(支配的)」 です。要は、トニックとドミナントの中間くらいのコードです。よく「半緊張、半安定」の機能を持っていると表現されます。CメジャーダイアトニックのFメジャーコードはサブドミナントの代表格です。

サブドミナントは、トニック(T)もしくはドミナント(D)に進行することができます。


このコードは「安定」と「緊張」の性質を持っているため、使い勝手の良いコードであると言えます。そのため、サビの始まりのコードとしてよく使用される傾向にあります。

基本のコード進行

では、これまでの知識を使って、コード進行の基本についてみていきましょう。
基本的なコード進行は3つです。いろんな進行がありますが、分解していくとこの3つに分類されることが多いです。

これらのコード進行を「ケーデンス」と言います。コード進行のひとまとまりといった感じですね。英文法でいうSVO、SVOCなどの分類に似ていますね。

①T→D→T

例)C→G→C

「トニック→ドミナント→トニック」という流れです。まさしく、「お辞儀のコード」ですね。短いですがこれが最も基本となるコード進行です。

②T→SD→D→T

例)  C→F→G→C

「トニック→サブドミナント→ドミナント→トニック」という流れです。このF→G→Cという終止タイプが楽曲でも最もよく使用されるケーデンスです。

③T→SD→T

例)C→F→C

「トニック→サブドミナント→トニック」という流れです。これはあまり使用されません。「アーメン終止」とも呼ばれます。


 

ダイアトニックコードの機能の一覧

3和音のダイアトニックコードの機能


3和音のダイアトニックコードについてコード機能の分類をしておきましょう。相対表記で覚えておくと、楽曲のキーが変わっても対応できるので便利だと思います。

トニック(T)が3つ、ドミナント(D)が2つ、サブドミナント(SD)が2つですね。コードの機能がこのように分類されるのはコードの構成音が共通しているからですね。詳しくは次回の記事で解説したいと思います。

4和音のダイアトニックコードの分類

4和音のダイアトニックコードについてもコード機能の分類をしておきましょう。これも3和音の時と同じですので、覚えやすいと思います。



まとめ


いかがでしたでしょうか。


コードの機能がわかると楽曲を作る際も、耳コピをする際にもいろいろ便利なので覚えておいてください。


今回のポイントは4つです。


①コード機能とは「あるコードは特定のコードに行きやすいといった性質」のこと。
②トニック(T)は「安定」、ドミナント(D)は「緊張」、サブドミナント(SD)は「半安定・半緊張」の機能である。
③コード進行のひとまとまりを「ケーデンス」という。
④ダイアトニックコードのトニック(T)は「C、Em、Am」、ドミナント(D)は「G、Bm(♭5)」、サブドミナント(SD)は「Dm、F」である。



参考になれば幸いです。



では!

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