456進行とは？
今回はコード進行の話。456進行についてみていきます。このコード進行はKey:Cで書くとF→G→Am（Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm）というコード進行になります。サブドミナントであるⅣから始まり、平行調の主和音であるⅥmで終わる進行で切なさやカッコよさが感じられます。
○456進行の使用楽曲の例
・アシタカせっ記/久石譲
・Oriental wind/久石譲
・鳥の詩/AIR
・春よ来い/松任谷由実
・戦場のメリークリスマス / 坂本龍一
・裸の勇者/Vaundy～アニメ「王様ランキング」より～
・ロマンス/PENICILLIN～アニメ「セクシーコマンド外伝 すごいよ!!…」より~
・愛にできることはまだあるかい/RADWIMPS～映画「天気の子」より～
・Go Strike!/James Landino～ゲーム「Omega Strikers」より
・Gamble Rumble/ m.o.v.e～アニメ「頭文字D」より～
・Red Fraction/川田まみ〜アニメ「ブラックラグーン」より〜
・Northern lights/林原めぐみ〜アニメ「シャーマンキング」より〜
・Ready Go!/田村直美〜アニメ「ポケモン」より～
456進行のコード進行特徴
このコード進行の最大の特徴は、ダイアトニックコードを順次で上行していくということです。ベースラインがどんどん上がっていくため、それに伴う高揚感が得られるという大きな特徴があります。
またコードの着地点は平行調マイナーの主和音（Ⅵm）になるため、単純に明るくハッピーラブ&ピースというような高揚感ではなく、切なさのあるグッドくる印象であることが多いと思います。
4561進行
似たコード進行としてポップスでよく用いられているものが4561進行（Ⅳ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅰ）です。このパターンは主和音であるⅠに解決してからまたコード進行を繰り返すパターンになります。
〇4561進行の使用楽曲の例
・怪獣の花唄 / Vaundy
・打ち上げ花火/DAOKO×米津玄師
・ピースサイン/米津玄師
・絆ノ奇跡/MAN WITH A MISSION×milet
・ヒカリヘ / miwa
・閃光/［Alexandros］
・雨とカプチーノ/ヨルシカ(Aメロ)
・アンコール/YOASOBI
4561進行のコード進行特徴
4561進行の場合は456で上行するのは同じなのですが、コード着地点がメジャーコードになるため切なさが緩和される気がします。使用楽曲もどちらかというと明るくポップな印象を与えるような気がしますよね。
4563進行
4563進行もよく思量されるコード進行になります。これはⅢmで終わってそのまま順次進行で頭のⅣに接続するというイメージです。
○4563進行の使用楽曲の例
・紅蓮華/LiSA～アニメ「鬼滅の刃」より～
・カワルミライ/ChouCho～アニメ「神様のメモ帳」より～
・unravel/TK from 凛として時雨～アニメ「東京喰種」より～
・ゴールデンタイムラバー/スキマスイッチ～アニメ「鋼の錬金術師」より
・天灯/sajou no hana～アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より～
・眩しいDNAだけ/ずっと真夜中でいいのに
・勿忘/Awesome City Club
4563進行のコード進行特徴
4563進行の場合は「怪獣の花唄/Vaundy」のようにⅠ/Ⅲという分数コードが使用されることが多く、4561進行と似たサウンド感になるのかもしれません。Ⅰ/Ⅲの方がサウンド感が明るいので楽曲の雰囲気に合わせるといいと思います。
まとめ
今回は456進行についてみてきました。高揚感からか非常にグッとくる楽曲が出来上がりそうですね。ぜひ、いろいろ使ってみてください。
参考になれば幸いです。
では！
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