コード進行・楽曲分析

6345進行は多彩な顔をもつコード進行〜特徴と使用楽曲の紹介。6341進行、63451進行~

6345進行とは?

今回はコード進行の話。6345(Ⅵm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ)進行についてやっていきます。

6345進行は、平行調の主和音であるⅥmから始まるため、マイナーコード特有のカッコよさや悲しさが感じられます。どこか洋楽風でおしゃれな雰囲気がありますが、日本でも用いられている例があります。

〇6345進行の使用楽曲の例

・マリーゴールド / あいみょん(Bメロ)
・Teenager Forever / King Gnu(サビ最後)
・パブリック / Mrs.Green Apple
・逃亡 / ヨルシカ
・ヒバナ feat.初音ミク

など…

63451進行

一方、ポップスでよく用いられているコード進行というと、よく似た63451(Ⅵm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ)進行があります。このパターンは451で一度主和音に解決してから次のコードに進行するという感じです。これはポップなテイストからバラードまで幅広く用いられJpopでは多くの例があります。

〇63451進行の使用楽曲の例

・キセキ / Greeeen
・CITRUS / Da-iCE
・さよならエレジー / 菅田将暉
・3月9日 / レミオロメン
・夜明けと蛍 / n-buna
・月光 / 鬼束ちひろ
・パプリカ / Foorin(Bメロ)

など….

コード進行の特徴

6345進行の特徴について

このコード進行は、3456という上行進行を入れ換えたものとも考えられます。コードやベースラインがどんどん上がっていくため、それに伴う高揚感が得られるという特徴があります。


前半のⅥm-Ⅲmという部分は、4度下への進行になるため、独特のカッコよさがあり、洋楽っぽい響きになるのはそのせいかもしれません。

63451進行の特徴について

63451の場合は、451進行がカデンツになっているため、ここだけは明るい印象もあり若干ポップな印象を与える気がします。さらに、この451が使用される際は、必ずと言っていいほど前半小節に対して倍の速さになる(ター、ター、タン、タン、タン…)という特徴があり、疾走感がグッとあらわれます。

一方、これに似たコード進行として、6341進行などがありますが、これもポップスでよく使用されるといえますね。

6341進行の楽曲例

・チェリー / スピッツ
・Teenager forever / King Gnu
・アウフヘーベン / Mrs.GREEN APPLE
・ブルームーンキス /欅坂46

など…

このように似ているコード進行は多々ありますが、この前半の6→3→4という部分は共通しており、これが特徴的な部分なのだと思います。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

今回は6345進行、63451進行についてみてきました。王道進行などの定番進行と比べると、独特のかっこよさや切なさがありますね。ぜひ、いろいろ使ってみてください。


参考になれば幸いです。


では!

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だっとさん
ピアノ、ギター、作曲をする音楽家。ポップス、ロック、アニソン、ボカロなどの楽曲分析、音楽理論、DTM、ギター機材関連の情報を発信! Youtubeでも動画配信しているので見てね!

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