6415進行とは?
今回は、コード進行の話。6415進行について触れていきたいと思います。コード進行としてはこのような進行。
ポップパンク進行としても紹介していますが、マイナーコードであるⅥmから始まっており、切なさ、悲しさやドラマティックな雰囲気を感じます。
同じくマイナーコードから始まる6451進行(小室進行)に似ているコード進行でもあるのですが、どうやら日本音楽では、住み分けがなされている感があり、もっぱらロックミュージシャンに多用されるコード進行であるように感じます。
〇ロック楽曲における使用楽曲の例
・Re:make / ONE OK ROCK
・The Begining / ONE OK ROCK
・ワタリドリ / [Alexandros]
・ZERO/ B’z
・C’mon / B’z
・前前前世 / RADWIMPS
・ひとりぼっち東京 / 結束バンド
・弱虫モンブラン / DECO*27
・脱法ロック / Neru
など….
楽曲についていろいろ思いあたりましたが、パッと出てきたものはこんな感じ。やはりロック楽曲に多いと思います。
6415進行の特徴について
なぜ、ロックミュージシャンに好まれる傾向にあるのかわかりませんが、コード進行の特徴としては、4度進行が繰り返されており、これがポイントなのかもしれません。
コードは、5度下へ進行することが多いのですが、このコード進行は、その逆である4度進行が繰り返されており、解決感が弱く、これがすこし不安定な響きをしている気がします。
さらに、このコード進行は、洋楽で用いられることが多いという特徴があります。
〇洋楽でのロック楽曲における使用楽曲の例
・Numb / Linkin Park
・21 Guns / GREEN DAY
・snow(Hey Oh)/ Red Hot Chili Peppers
・Otherside / Red Hot Chili Peppers
・Pieces / Sum41
など…
ロックミュージシャンは、海外のロックバンドに大きな影響を受けることが多々あるため、これらのコード進行が心地よいと感じるとも考えられそうですね。
洋楽においては、ロックに限らず、色々なジャンルで使用されており、ヒット曲には必須のコード進行となっています。
このコード進行は、紹介した楽曲の他にも数多く使用されており、Wikipediaにて「Pop Pank Progression」と調べると、使用楽曲が一覧としてまとめられています。興味のある方は調べてみてください。
ロックではない楽曲で使用されている例
ロックで用いられることが多いコード進行ですが、もちろん、ポップスやボーカロイドで使用されている例もたくさんあります。
〇ロック楽曲以外での使用楽曲の例
・もう森へ帰ろうか? / 欅坂46
・すずめ / RADWIMPS
・Surges / Orangestar
・妄想税 / DECO*27
・トリノコシティ / 40mP
やはりエもい感じがしますし、洋楽の雰囲気がしてしまいます。さらに、マイナーコードから始まるということで、ダークな印象も少し感じるのではないかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、6415進行についてみてきました。独特の切ない雰囲気がありますね。洋楽っぽさを感じますし、EDMなどにも多いコード進行です。ぜひ、いろいろ使ってみてください。
参考になれば幸いです。
では!
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