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同じ音(異名同音)の表記の原則【音楽理論】

その他
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音の表記には原則があるんです。
同じ音を表す時、♭と#のどちらを使えばよいのか。

例えば、A♭と、G#は音が同じですよね。
これを”異名同音”といいます。

これらは、時と場合によって表記を使い分ける必要があります。


今回は、これについて解説していきます。


では、いきましょう。


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①音階の表記は、”メジャースケール”を基準として考える。

 




メジャースケールです。(わかりやすいようにCメジャーで説明します。)
何もつかないまっさらな状態と考えてもらえばいいです。

基本的にこのスケールを基準として、音が上がった下がったかを表記します。


たとえば、Cナチュラルマイナースケールは、以下のように表記されます。

 



 
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image-50.png です



ナチュラルマイナースケールは、
”メジャースケールの3rd、6th、7thの音が半音下がった”と考えます。
”2nd、5th、6thの音が半音上がった”とは考えません。


下の図の表記は間違いです。
なぜなら、2nd、5th、6thの音はスケール上で既に存在しているからです。
被っちゃうんですよね。7つ全部の音に数字が割り振られるように表記するんです。

これが、音階の異名同音の表記の原則です。


②楽譜を記載した人の考え方による。



原則はありますが、最終的には、楽譜を書いた人の解釈によります。

簡単な例をあげます。
”音が半音ずつ上行していく”ような楽譜を記載したい場合はこうなります。

 



この時、♭を使用することは稀です。
なぜなら、楽譜を記載する人が”音が半音ずつ上行する”という意図を持っているからです。

 


この表記は少数派だと思います。
♭は”音を半音下げる”という意味を持っているからです。
楽譜を記載する人の意図とは異なってくるんですね。



逆に、”音が半音ずつ下降していく”ような楽譜を記載する場合は、こうなります。

 


次は♭のほうが見やすいですよね。
(個人差があるかもしれません。)
この時、♯を使用することは稀です。

 




簡単な例ですが、表記した人がどういった意図で楽譜を書いたのか、ということが反映されるんですね。

この辺をわかってないと、見にくい楽譜になります。


③曲の調性(キー)による。



あとは、曲の調性(キー)によります。
F#メジャースケールとG♭メジャースケールの例をあげます。
2つのスケールの音同士はすべて同じです。

 



基本の音(調性:キー)が何の音か。
で音の表記は異なってきます。
これも楽譜を書いた人の考え方による。と言えますね。


どちらを選ぶかは、楽譜を書いた人のバックグラウンドによると思います。
(どちらの表記に慣れているか。)

#をよく使用するのは、ポップス、ロックの場合です。
♭をよく使用するのは、ジャズや管楽器を演奏している方です。


※参考
一般的に、#を使用すると音が尖った、エッジの聴いた印象、
♭を使用するとふんわり優しい印象に聴こえるといわれています。
同じ音なのに不思議ですよね…。

#のイメージと♭のイメージで楽器を弾いた時の音の印象の違いは
自分でもわかると思います。

ぜひ、弾いてみてください。


まとめ



いかがでしたでしょうか。
慣れるまでは、楽譜を見たときにあれ?と思う場面があると思います。
実際には、その辺を意識されていない楽譜をよく見かけます。


ポイントは3つ。
①メジャースケールを基本として考える。
②楽譜を記載する人の意図による。
③調性(キー)が何かによって変わる。


使い分けられるといいですね。



では!




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