スポンサーリンク

アッパーストラクチャーの考え方【音楽理論】

コード(和音)理論
スポンサーリンク


今回は、アッパーストラクチャーについて解説します。

名前がかっこいいので、大層なことをしているんじゃないかと思ってしまいますよね。
ただ、それほど難しくはないです。アッパーストラクチャーを使用すれば、非常に単純な考え方で複雑なコードを作ることができます。

マスターすれば何かと使用できるので便利だと思います。


では、いきましょう!


スポンサーリンク

アッパーストラクチャーの種類


アッパーストラクチャーとは、名前の通り”音の上にコードを構成する(Upper+Structure)”ということです。以下の2種類のことをアッパーストラクチャーと呼んでいることが多いです。


ルート(単音)+コード(和音)


この場合は”分数コード(オンコード)”と呼ばれます。
ある1つの音に対してコードを積み重ねるということですね。

ポップスやクラシックで非常によく使用されるものです。
こちらでも解説しているので参考にしてください。
分数コードの解説【音楽理論】


コード(和音)+コード(和音)


この場合を特に”アッパーストラクチャー”と呼んでいることが多いです。
あるコード(和音)の上にコード(和音)を足します。

基本的に上に構成されるコードは3和音で使用されることが多いです。
4和音だと音が多すぎるため、コードの響きが濁る可能性があるからです。
最低限、必要な音だけ鳴らすようにします。


分数コード(オンコード)


ルート(短音)+コード(和音)という考え方です。
非常に単純な考え方でテンションコードを鳴らすことができます。以下に例をあげます。

例)D/C:分数コード
  C( 9,#11,13 ):テンションコード

分数コードの場合は「C音の上にDコードが構成されている。」という単純な発想で弾くことができます。

一方、これをテンションコードで表記すると非常にややこしいです。
「Cから数えて、9thの音はこれで…#11thの音はこれで….。」というふうに考えないといけないので弾くのに時間がかかりますよね。

アッパーストラクチャーの考え方を利用すれば、単純なコード知識で響きが豊かなテンションコードを弾くことが可能です。視覚的にもわかりやすいです。


アッパーストラクチャー


コード(和音)+コード(和音)という考え方です。
これも本質的な意義としては”単純な考え方でテンションコードを弾くことができる”ということです。

例)Cコード+Dコード:アッパーストラクチャー
  C▵7( 9,#11,13 ):テンションコード


アッパーストラクチャーの場合は、Cコードの上にDコードを足しただけです。
言いかえれば、”2度上のコードを足しただけ”と考えることができます。
不思議なことに、C▵7のテンションをすべて含んだコードになっていることがわかると思います。


この考え方は実際かなりよく使用されます。
特にメジャー系とマイナー系コードがよく使用されます。

メジャー系コード:基本となるコードの2度上のメジャートライアドを構成します。

例)C▵7(9,#11,13):C▵7+Dコード
     
      C▵7:C・E・G・B(=Root・3rd・5th・7th)
    Dコード:D・F#・A(=9th・#11th・13th)

マイナー系コード:基本となるコードの2度上のマイナートライアドを構成します。

例)Cm7(9,11,13):Cm7+Dmコード
   
  Cm7:C・E♭・G・B♭(=Root・♭3rd・5th・♭7th)
  Dmコード:D・F・A(=9th・11th・13th)
 

よく使用されるコード一覧


アッパーストラクチャーは本当にいろいろあります。
ジャズでは響きが複雑なものまで様々なものが使用されます。

ここではポップス等でも使用頻度の高いものに絞ってまとめておきたいと思います。

 コード(和音)音の響き
メジャー系コード
(C、C▵7)
2度上のメジャートライアド(D)9th+#11th+13th
5度上のメジャートライアド(G)5th+7th+9th
3度上のマイナートライアド(Em)3rd+5th+7th
6度上のマイナートライアド(Am)Root+3rd+13th
マイナー系コード
(Cm、Cm7)
2度上のマイナートライアド(Dm)9th+11th+13th
5度上のマイナートライアド(Gm)5th+♭7th+9th
セブンス系コード
(C7)
半音上のメジャートライアド(D♭)♭9th+11th+♭13th



まとめ


いかがでしたでしょうか。

アッパーストラクチャーの考え方は非常に便利なので、覚えておくといいと思います。

実際に演奏するときに使用することが多いですね。
簡単な考え方で頭をスッキリさせながら演奏することができます。


参考になれば幸いです。


では!



タイトルとURLをコピーしました