今回は、ずっと真夜中でいいのに。勘冴えて悔しいわです。
少しおしゃれな雰囲気のアップテンポの曲です。
相変わらず楽器の演奏が上手ですね。
では、いきましょう!
キー:Fメジャーです。
(♭1つ)
イントロ
1~2小節目:B♭→A♭→Dm7→F
A♭7はセカンダリードミナントです。
次のDm7にドミナントモーションしています。
この曲では、このコード進行パターンが頻用されています。
Aメロ
4小節目:Bdim
ここのdimは経過音です。
次のB♭に半音上からアプローチしています。
9小節目:D7
セカンダリードミナントです。
Bメロの最初のコードがGm7なので、
そこに向かってドミナントモーションします。
Bメロ
Bメロ全体:
Gm7が主体で使用されているので、
キーがGマイナーに変化したと考えてもいいかもしれません。
8小節目:D7
サビ前のⅤ7コードです。
キー:Gマイナーでサビに入ると見せかけています。
実際には、サビのキーはFメジャーですので、
サビで転調感を出すことができます。
サビ
4小節目:Dm7→Cm→F
ここのCm(Ⅴm)はなぜマイナーなのか。
これは”ドミナントマイナー”と呼ばれるものです。
原則、ドミナントマイナーの次のコードはⅣでなればいけません。
一瞬だけ、キーがB♭メジャーになったと考えるからです。
そう考えるとツー・ファイブ・ワン進行になります。
キーがFメジャー:Cm→F→B♭(Ⅴm→Ⅰ→Ⅳ)
キーがB♭メジャー: Cm→F→B♭(Ⅱm→Ⅴ→Ⅰ)
これについてはこちらでも解説しています。
アイデア/星野源【コード進行分析】
9~11小節目:B♭→F/C→Dm7
F/Cという分数コードが使用されています。
ベースラインが駆け上がる進行にすることができます。
駆け上がるコード進行は、高揚感みたいなものを演出できます。
Bメロ②
2題目のBメロはコード進行が異なります。
1~3小節目:B♭→F/C→Dm7
ここもF/Cという分数コードが使用されています。
ベースラインが駆け上がる進行にすることができます。
8小節目:Bdim→C7
ここのBdimは、次のC7に対する経過音です。
半音下からのアプローチです。
C7はサビ前のⅤ7コードです。
キーのFメジャー感を演出してそのままサビに入ります。
1題目のサビ前とは異なる感じがすると思います。
(1題目と比較して、2題目のほうがスッっとサビに入る感じがすると思います。)
間奏
ベースのスラップ奏法が印象的な部分。
4小節目:Bdim
ここのdimは経過音です。
次のB♭に半音上からアプローチしています。
Cメロ
6小節目:C#dim
ここのdimも経過音です。
次のDm7に半音下からアプローチしています。
※C#dimは、A7コードの代理コードとしても使用できます。
従って、ここの部分はA7でも問題ないです。Dm7へドミナントモーションします。
アウトロ
「遺影、遺詠、遺影、死体。」で終わる前の部分。
4小節目:Bdim
ここのdimは経過音です。
次のB♭コードへの半音上からのアプローチです。
8小節目:Cm→F
ドミナントマイナーが使用されています。
サビで解説しましたので、参考にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
特徴的なコード進行パターン (B♭→A7→Dm7→F) が、
曲中で何度も使用されています。
これによって曲自体を印象付けることができるんですね。
アップテンポな曲なので、弾くのは大変なのではないでしょうか。
練習がんばってください!
参考になれば幸いです。
では!